2013.12.14 禁煙外来を始めました。

当院では禁煙外来を行っております。

なぜ整形外科で禁煙外来??と思われる方もいるかと思います。喫煙すると肺がんになる可能性が高くなることはよく知られています。しかし、実は整形外科疾患にも非常に重要な関わりがあるのです。
タバコに含まれているニコチンには血管を収縮させる作用があります。これが非常に厄介なのです。例えば、ニコチンが頸椎、腰椎の椎間板を栄養している微小な血管を痛めつけると、椎間板が変性し椎間板ヘルニアになる可能性が高くなります。当然、腰痛や頸部痛の要因にもなり得ます。また野球をやっている子供に生じやすい野球肘の原因にタバコの煙が影響しているとの報告もあります。骨粗しょう症のリスクの一つにも喫煙が挙げられています。骨折や創傷の治癒も遅らせるとも言われています。
診療中に「タバコ止めてくださいね!」と患者さんに伝えても、残念なことに禁煙してくれた患者さんは一人もいません。タバコを止めたくても止めれない方のために禁煙外来を始めました。要件を満たせば健康保険が利用出来ます。禁煙を考えている方はご相談下さい。

コメントは受け付けていません。