2015.12.13 接骨院の不正請求問題

最近、接骨院に行ったがよくならないという患者様がよくご来院されます。
「手関節が亜脱臼していると言われた。」「膝の変形に対して揉んでもらっていた。」「外傷後にすぐに電気をあてた。」
などなど信じ難い説明をされた患者様が目立ちます。

葛城市の広報にも載っておりますように接骨院で保険を用いて施術可能なのは打撲、捻挫、骨折の応急処置のみです。
慢性腰痛、変形性関節症、神経痛などを保険で施術し不正請求している接骨院が後を絶ちません。近隣の接骨院でも不正が横行しています。
当たり前ですが接骨院では正しい診断はできません。きちんと整形外科医の診察を受けてください。
どんな些細な症状でもお気軽にご相談ください。

【危ない接骨院】
1. 打撲、捻挫もしていないのに保険がきくという。 → 不正請求されています。
会計が500円でマッサージを受けている。→ 勝手に打撲、捻挫をしたことにされ不正請求されています。
2. 骨盤がゆがんでいる、足の長さが違うといい不安を駆り立てる。
3. 病院からレントゲン、MRI等を持ってくるよう指示する。→読影し患者さんに説明することは医師法違反。
4. 何でもかんでも揉む、関節を分けもわからず引っ張る。外傷後にいきなり電気をあてる。
5. 小さい針の付いたテープを貼る。網状のテープを貼る。→治療効果はありません。

上記のような接骨院は注意が必要です。知らない間に接骨院の不正請求に加担させられないよう 患者さんご自身も正しい知識を持ってくださいね。

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